復職-おわりに-

「2月1日付で仮復職の辞令が降りた、3日の朝イチで総務の○○さんを訪ねて行って下さい」、と上司から連絡がありましたので復職です。
この総務の〇〇さんも昔の事業所でよくお世話になった方で、しかも若くモデルのような美人です(しかも以降は余計ですが)この辺りも非常にラッキーだったと思います。
さて復職当日、休職中のダラけた生活からチェンジする必要があります。目覚ましをかけて入念に準備していたおかげで目覚めはバッチリです。
車で通勤するので事前に通勤ルートを通ってシミュレーションしていたのですが、それでも道路の状況は毎日変わるので少し遅れてしまいました。
今まで電車で1時間かけて満員電車で通勤していたのがウソのようにラクです。また流行りの変な風邪をうつされることもありません。ですが、車です。走る凶器です。気をつけねばなりません。
車を指定された場所に駐車し(お願いしていた通り右側が空いていました)、ひょこひょこ歩いて守衛に行くと、総務で〇〇さんがお待ちですよ、と言われます。
「こんな情けない姿で会うことになるとはね、」と言うと〇〇さんも苦笑していました。
オリエンテーションが終わり、職場に移動します。職場は階段を昇る必要がありますが、家でも階段を昇り降りしているので大丈夫です。
職場の仲間は僕の事を気にかけてくれます。「何でも困ったことがあれば言って下さい」と言われますが非常に心苦しいです。
上司もかつての職場のKさんも「困った時は人に頼れ」と言ってくれましたが・・・。
職場内の段差も埋めてくれ、階段はきちんと両側に手すりがありました。しかも階段の手摺は冷たくないようにウレタンフォームを巻いて準備してくれていました。
この事業所にいる昔の仲間達が噂を聞きつけて顔を見に来てくれました。「無理をするな」よく言われます。
仕事内容は勿論詳しく書けないのですが全く僕の想定内で、以前少し関わったこともある定型業務の多いデスクワークでした。
復職先の上司は「toro君なら半日で終わるよ」と言っていましたが、1時間で終わらせたいと思います。
両手タイピングが出来なくてもプログラムなら組めます。VBAを使えば魔法のように何でも出来ます。
業務フローの改善を行い、プログラミングで定型業務を自動化することにチャレンジします。

 

これで僕の脳出血を発症してから復職するまでの話は終わりです。なのでブログも書くことがないので更新は終わります。
他の方のように毎日のリハビリの様子を書く予定もありません。頑張ってリハビリをするつもりもなく子どもたちや愛犬と遊びながら”頑張らない”リハビリをする予定です。
もし次に更新することがあれば障害年金でしょうか。その時は社労士試験に受かっているはずですので知識を駆使したいと思います。

 

入院中、退院してからの休職期間中はじっくり休むことができ、色々なことを考える余裕がありました。
思ったのは、死は結構身近にある、ということです。スティーブ・ジョブズではありませんが、死にかけた僕にとって、人生は本当に短いものに感じます。他人の人生のためにその貴重な時間を使う余裕はありません。
退院してからはそれなりにリハビリや手続きで忙しかったですが、子ども達と遊んだり妻と二人きりでデートに出かけたりすることもできました。復職しても仕事が以前と比べてとてもラクになりました(今の所、ですが・・・)。通勤ラッシュもなく早く帰ることが出来ます。
結婚したあたりからずっと6時に家を出て10時過ぎに帰ってくるという生活で、休日出勤も多数あり単身勤務もあり子ども達や妻と過ごす時間があまりなかった僕にとって、
変な話脳出血で倒れたというのは不自由さと引き換えに神様がくれた時間だったのでしょうか・・・。