復職前の面談

復職前に、復職後に上司となる方とその事業所の総務を交えて産業医と面談がありました。
車で新しい事業所に行きます。出張で何度も行ったことはありますが自家用車で行くのは初めてです。こんなに家から近かったんだ、というのに改めて驚きました。
会社の配慮は大変ありがたいことです。駐車場に停めて守衛所で上司を呼んでもらいます。程なく来てくれました。復職先の上司は実は一緒の職場にいたこともある方なので、よく知っています。
一緒に診療所に行きます。産業医と総務のマネジャーが待っていました。産業医は単身赴任先の産業医とは違い、いかにも大学の先生といった感じで、見た目で”やり手”とわかります。
「どこまで良くなるって主治医に言われていますか?」産業医が言います。「そのようなことは言われていません。」正直に言います。会社提出用の診断書は”重度左半身麻痺”のままです。
「血圧もしっかりコントロールされていますね」とスマホで管理している血圧の記録を見せます。
「うーん、ここの事業所での復職は無理じゃないかなあ。階段多いし・・・。」と産業医が言いました。「階段は昇れますよ。家の階段は毎日昇降しています」と僕は言いました。階段は手すりがあればどれだけでも昇降可能です。
「なるほど。どのような仕事を担当して貰う予定ですか?」と今度は上司に尋ねます。「PCを使ったデスクワークをやってもらおうと考えています。」と上司は言いました。
「おお、それなら・・・。」ということで(それだけ?と思いましたが)復職OKのお墨付きが得られました。
「当初は午前中半日の時短勤務、様子を見て15時まで勤務、フルタイムと段階的に戻していきましょうか」と産業医は総務マネジャーと話しています。
「水曜日はリハビリが入っているのですが、お休みに出来ますか?」と言ってみます。水曜日は午前中TMS、午後はOTの外来リハビリにしようとOTの先生と相談していました。
「いつまでですか?」「主治医との相談ですが、3月で打ち切られると思います。」「リハビリって主治医が良くなるまで続けろって言うもんじゃないんだねえ」と上司は不思議そうに言います。
僕も病気になる前まではそうだと思っていました。産業医は事情をよく解っているようで何も言いません。
主治医は「わかりました。2月から復職、3月まで時短勤務、水曜休みが良いでしょう、2週間に1度面談をして様子を見ながら徐々にペースを上げていきましょう。でも無理はだめですよ。」と主治医が言ってくれました。
別室で上司とここの組織の話や業務について打ち合わせをした後、「こうしてほしいって希望はあるかい?」と聞いてくれました。
「階段は両側に手すりが欲しいです」「駐車場は乗り降りしやすいように右側にスペースが有ると嬉しいです」と言ってみました。「配慮しておくよ」と言ってくれました。
この日はこれで終わりです。さて、優雅な?3食昼寝付きの休職生活ももう終わりなのでやり残しがないよう、色々考えます。