装具

さて、最初の頃つけていた病院備品の金属支柱付き装具は膝から下に2本の金属支柱が伸びるタイプですが、
足の部分はサンダルのように開放型で、雨中を歩行すると足がずぶ濡れに濡れてしまいます。
また金属支柱が銀ピカで目立ち、こんなのを一生つけなければダメなのか、と悲しくなりましたが、
足の痙性が強く金属支柱ではないとダメなようです。
ベテランPTの先生は色々考えてくれ装具をつけたまま靴(リハビリシューズ)が履けるようにしてくれました。
装具を履くとた左足はサイズが2センチ大きくなるので今まで履いていた靴は泣く泣く全部捨てましたが・・・。
リハビリシューズは色々種類があるのかな?と思いましたが、どれもお年を召された方が履いているようなデザインで、納得の行くものがありませんでしたが、ランニングシューズのようなデザインのものがありました。
放っておくとごちゃごちゃになってしまい最初は留めるのに苦労した固定用のマジックテープも装具を脱ぐときはきちんと別のところにまとめておけるように考えてくれ、
また銀ピカの部分は目立たないようにしましょうと実際に装具を作成する義肢装具士さんに手はずを整えてくれました。
金属支柱に黒の革を巻くそうです。僕からすると黒にするならアルマイト処理のほうが楽ではと思いましたが何故かダメのようです。
しかし、工夫をこらしたこの黒の金属支柱装具は自分でも気にいっています。長島監督の使っているゲイトソリューションデザインもカッコいいなと思いましたが、
ベテランのPTの先生はおすすめしてくれません。色々理由を聞いて僕なりに理解して納得しましたが、ここでは理由は割愛します。
この装具は1.2キロもあるので5千歩くらい歩くと重くて特に階段を登るときなど足が上がらなくなりますがトレーニングだと思って我慢しています。
入院した当初お風呂に入ると右足に比べ左足が痩せ細っているのがわかり悲しくなりましたが、この重り?の筋力アップ効果のおかげか今は目立ちません。
しかし別の機会に履いたシューホーン型装具の軽いこと軽いこと。少しでも良くなってデザインに拘ったシューホーン型装具にしてもらいたいと思っています。
装具の費用7万円については健康保険の療養費ということで立て替え払いし、自己負担は3割です。領収書と書類を総務に送り、7割分の金額が振りこまれていました。
後述しますが障害者手帳の更生医療(名前が良くないですよね、刑務所ですか?障害者は更生しなければならないんですか?)でも割安に作れるようですが、
当時はまだ手帳ができていなかったので健康保険で作りました(このあたりは後述したいと思います)。