債務繰上返済支援保険金
まだまだ続けているTMSから帰ってきました。
TMSのことについてはそのうち書こうと思いますが、その前に書くことがまず４つ、そのうちのウン千万円あった住宅ローンの残高が０円になった、という話をしようかと思います。
働き盛りの一家の大黒柱が倒れて、まず一番心配になるのがお金のことだと思います。
僕の妻も我が家の一番の借金である住宅ローンのことが心配で、僕が倒れたときに住宅ローンの会社に相談したのだそうです。
一般的に、住宅ローンを申し込むとき、普通は団体信用生命保険（団信）というものに加入するかと思います。
返済者が死ぬか高度障害状態になったとき、その団信から住宅ローンの残高が支払われる、という手はずになっているかと思います。
僕の場合はその団信に「就業不能保証特約」というものがついている、と妻はその住宅ローンの会社から説明を受けたのだそうです。
確かに特約には入った、特約料も安かったし・・・。
と、倒れた直後のぼんやりした頭で思い出していました。
妻はいつもはフニャフニャしているのですが、思い起こせば僕が倒れたときは各所を駆けずり回り、精一杯頑張ってくれました。こういうときは女性の方が必死なのかもしれませんね。
就業不能状態を証明する書類（休職していることの証明）を会社からもらい、診断書（入院していることの証明）を主治医からもらい、特約の保険会社（聞いたことのない外資系の保険会社）に送ると保険金が数万円振り込まれました。
このお金で毎月分の何万円かの住宅ローンを返済してください、ということだと思います。
直接保険会社から住宅ローンの会社にお金が行けば面倒でなくて済むのに、変な仕組みですね。
そんなこんなで復職するまでに何回か保険会社に診断書と会社の証明書を提出するやり取りがあったと思います。
そのたびに診断書のお金を払うのがめんどくさかったですが・・・。
退院して自宅療養中は主治医に「復職可能時期は◯年✕月頃」と書いてもらっていました。
そのやり取りのたびに保険会社から保険金を振り込みましたという書類が来ていて、「これで就業不能保証特約のお支払いは最後になります」という書類が復職して２ヶ月位経ったときに来ました。
「ああ、これからは自力でローンを払わなきゃいけないな・・・」と当たり前のことを思っていたのですが、そのお知らせの最後の方に、
債務繰上返済支援保険金のお支払いについても手続き中です
と書いてありました。？？債務繰上返済支援保険金？？なんじゃ？
とググって調べてみると、その時点での住宅ローン残高が一括して払われる、そのお金で繰り上げ返済をしてください、と書いてあり、ホンマかいなと保険会社に聞いてみたらまさしくそうでした。
私の特約の場合、就業不能状態が１年以上継続すると債務繰上返済支援保険金が支払われるようです。
そんなの契約してたっけ・・・と書類を見返してみたらたしかに入っていました。
倒れたのが４月３０日で、正式復職（辞令交付）が５月１日だったので就業不能状態が１年、めちゃくちゃラッキーだったと思います。
これが５月１日に倒れてて・・・となると目も当てられませんでした。
でも妻は半信半疑で、騙されてるんじゃないの？とかそんなうまい話はあるはずはない、とか言っていましたが・・・。
電話で聞いたときには手続き（審査）はだいぶ進んでいて、電話してから２週間ほどで銀行に住宅ローンの残高分のウン千ウン百ウン十・・・円がきっちり振り込まれていました。
自分の通帳では見たことのない金額に興奮してしまいましたが、これはあくまで繰り上げ返済するための保険金。
繰り上げ返済が遅れると保険金と実際の残高金額に差が生じて面倒なことになる、と保険会社と住宅ローンの会社に言われたので保険金が振り込まれてすぐ返済手続き（住宅ローンの会社の口座に振り込み）を行いました。
就業不能保証特約の保険金でもそうですが、債務繰上返済支援保険金も何故保険会社から直接住宅ローンの会社に振り込まれないのでしょうか？
もらっといて何ですが、保険の商品開発担当者にはあえて苦言を申しておきます。
法務局で抵当権抹消の手続きをして、晴れて我が家は我ら家族のものになりました。
僕が倒れて大変なときに色々手続きをしてくれた妻には感謝したいと思いますし、変な話倒れた日付の巡りも良かったと思います。
このようなことになったら一度住宅ローンの会社に聞いてみると良いと思いますし、保険って重要だなと思いました。
団信は死ぬかベッドから出られないくらいの高度障害じゃないと保険が降りないと聞きました。
ですので僕みたいに中途半端に（？）動けると保険金は降りません。
就業不能保証特約、働きざかりの世代におすすめしておきます。
三大疾病特約よりも保険料は安かったかな？（こちらは就業不能状態が６０日くらいで出るようですが）
