介護認定と障害者手帳

この病院に移ってすぐの頃、介護認定がありました。市の職員の方が来て今の状態を包み隠さず話します。
その頃は杖でどうにかやっと歩けるくらいだったので、
車椅子への移乗、トイレの着座も見守りが必要でした。結果、要介護2の判定を受けました。
知っている人は知っているのですが、介護認定は要支援1,2、要介護1,2,3、というように数字が上がると重い状態になります。
障害者手帳は数字が上がると軽いので逆ですね。僕の要介護2は5が一番重い要介護状態からすると重い方から3番め、ということになります。
特別養護老人ホームに入れるのは僕の住んでいる市では要介護3からだそうなので、とりあえず老人ホーム行きは免れたようです。
今は誰の介助も受けず入浴も含め一人で家事や身の回りの動作もできるどころか、車を運転して色々なところへ行けている身としては重すぎる判定ですが、
サービスを受ける分には重いほうが有利なので良かったと思います。ポイントは何でも「できる」と言わずに正直に話すことです。
要介護認定は受けていますがきっちり介護保険料を納めています。サービスはありがたく受けましょう。
後述しますが復職のため産業医と面談したとき「要介護2です」と言ったら同席した総務のマネジャーがビビっていました。
「要介護の人を雇用した前例はあるのだろうか?」と。次回更新では絶対に介護度を落とされると思います。
障害者手帳の認定については主治医に診断書を書いてもらい、市に提出しました。
正直このときは今後障害者として生きていくつもりもないし、絶対回復してやるぞと思っていたので障害者手帳などいらないと思っていましたが、
今ではかなりサービスを利用しています。給付もありますが家族と出かけるときの恩恵が非常に大きいです。
会社も障害者雇用の義務がありますし変な話、中途で障害者を雇用するより今まで会社で実績(と言っても僕は大したものは残していませんが・・・)のある人が障害者になってくれたほうが良いんじゃないでしょうか。
提出用の主治医の診断書に「左上肢は廃用」と書かれていたのを見てかなりショックを受けました。面談で補助手を目指すって言ってたじゃないか。
主治医に「補助手ではなく廃用なんですね・・・。」と聞いたら「手帳をもらうための診断書は決まった書き方があるんです」と、
諭されたのか慰められたのかわかりませんがそう言われました。
結果として2級の手帳を受け取りました。片方の上肢が廃用だと2級のようです。2級以上は重度障害者という扱いだそうです。重度とは!
この手帳のサービスのことについては後でまとめて書きたいと思います。